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by hisako_miura
| 2012-12-14 17:50
じーじの車で美桜が来た。猫二匹を連れて。白い雌猫のフローラは二回目、茶と黒と斑の雄猫シリウスは初めて。昨年来たフェレットのキャサリンは春に死んだ。具合の悪いキャサリンを見つけ、美桜ママに教えたのはフローラ。病院に連れて行ったのだが助からなかった。死んで、居なくなったキャサリンを、フローラは、居そうな所をウロウロと探し回っていたとか。異種なのに、本当に仲が良かった。 昨年の暮れに美桜の所に来た、若く元気なシリウスと、いたずら好きのキャサリンに、にらみをきかせていたのがフローラ。「若い者達には困った物だわ」、と定位置の棚の上から眺め、余りにも酷くなると、「ハーッ!」と威嚇するフローラ。 美桜は、小学4年生、早生まれだからまだ8歳。クラスの中でも一番小さいらしい。一番前にいるので、運動会でも探すのが簡単でよい、と姉。相変わらず本が大好きで、荷物バッグの中身は大体が本。重いこと重いこと。そして、キャサリンが死んだ後は、フローラとシリウスは、美桜の大事な猫たち。 二度目のフローラは覚えていたのか、「一応見て回るわ!」とでも言うように、家中を見回り。一方シリウスには、初めての所。落ち着かず、一晩中家の中をウロウロ。ドタン・バタンと音を立てる。慣れない音に、動きに、私もよく眠れない夜であった。その間フローラはずっと居たかのように、定位置の私の足元で、ゴロゴロと喉を鳴らし、落ち着いて寝ている。フローラは、メタボ気味で重い。でも、不思議に身体が柔らかく、私の足に反ってメル。一方、二日目の晩に陣取りに成功したシリウスは、雄猫と言うこともあるのか、身体が硬く、背骨がごつごつと足に当たる。居て貰いたいけれど、それでは私が眠れない、と美桜ママに引き取って貰った。 夜中は一応眠るようになったフローラとシリウス、それでも明け方ともなると外に出たがり、ウロウロとする。美桜ママに戸を半分開けて貰う。何時でも帰ってこられるように・・・でも何処を歩き回って居るのだろうか?5時半にウォーキングに出るときには二匹の姿は何処にも見当たらない。そして二匹とも、私たちが朝食を食べる頃に、玄関のカーテンを通って、ひょろっと帰ってくる。ちょっとそこまで行ってきたの、とでも言うように・・・ フローラもシリウスも外の方が好きなよう。かといって走り回るでもなく、ふらっと居なくなって、私たちが気が付いてみると、銘々の好きな場所で寝転んでいる。フローラは玄関の石段に、シリウスは下屋の三和土の上で、長々と寝そべっている。 フローラは不思議と私の布団で寝る。姉たちの部屋には、1~2度ふらっと入っては行くものの、そこで寝ることはない。私の部屋に入ってきても、何故か私の布団にまっすぐやってくる。そして、足の間や足元で寝る。撫でてやると、ゴロゴロと一段の喉を鳴らし、お腹を掻いて、と言うように、ごろっとなる。掻いてやると、またゴロゴロ、そして私の指をなめる。本当に可愛い!私も猫を飼いたくなるのだが・・・やはり難しいかなあ・・・ 「何処に行っていたの?」私たちが温泉に行って午後留守にすると、「フローラ!シリウス!」と言う声に、玄関に出てくるものの、「あっ、フローラ怒っている!」と美桜が言うように、丸いフローラの目が、細く釣り上がっている。そうなると、もう美桜も美桜ママもベタベタとご機嫌取り。ご機嫌は直ぐに直り、又すり寄ってくる。そして安心したのか、外に遊びに出る。私たちの留守に、遠くに遠征するわけではなさそうだ。これも不思議の一つ!玄関もちょっと開いているから出られるのに、誰も居ないから留守番をしているのだろうか・・・ 帰る日は、分かるのだろうか、朝からウロウロ・・・落ち着かない。私の布団に来ても、寝るわけではなく、スフィンクス座り。動物の本能で分かるのか。まだ帰りたくないよ、もっと緑の中で遊びたいよ、と言うのだろうか・・・又来年、お出でね!待っているよ・・・ #
by hisako_miura
| 2012-09-10 16:16
| 大学村
7/28日、姉夫婦と入山。途中の雨も幸いと止み、トランク一杯の荷物を運び込む。と、また雨・・・しかも雷雨。酷くなるわけでもなく、でも行ったり来たり、往生際の悪いこと。とうとう一晩中雨が続く。遠くの雷も、思い出したかのように鳴る。雷3日、と言うように、次の日も、また雷。昼からゴロゴロと鳴り出す。この地域のカーン・ゴロゴロと鳴り渡るのではなく、静かな雷。でも、夜までも鳴ると、「もうどこかに行って!」と言いたくなる。
草取りは捗らない。始めようとすると、もう止めたくなり、胸がパクパクして・・・腰が痛いから、とか暑いから止めようと言い訳を見つける。 5年半に及ぶ父の闘病、そして死、その後の母との生活、そして急死。そしてその後は私の生活を立て直さねばならず、また祖父や父母の遺品の整理・片付け、と大変な事であった。そして両親の介護のための広い家を減築、小さな家を建て、昨秋何とか引っ越しをし、一段落。 その途端に、長年の心身の疲れが一度に出たのだろうか、疲労感がとれず、すっかりと気が抜けてしまった。何も出来ず、何もしたくない。ヒビの手抜きの料理・掃除が精一杯。後はただ、ボーッとし、ゴロゴロとする。意欲が湧かない、もっと出来るはずと思っても、焦っても、返って心身が疲れてしまう。大学村に来れば、転地療法とおもっていたものの、そう簡単ではない。 それでも、少しずつ本が読めるようになり、難しい本でもなく、サスペンスやロマン小説と行った軽い物ばかりだが、読むことが出来るのが嬉しく思える。少しずつでも前に進んでいるのだろうか、薄紙をはがすように・・・ CDも聴くようになった。バッハやジャズ、まだ重いクラシックではなく、ヒーリングの要素の高い物を。寝るときに何時も聴くオフィチウム、夜中に目が覚めると、またオフィチウム・・・次はコンサートに行きたいなあ・・・もう一年以上もコンサートから遠ざかっている。行きたいコンサートがあっても、この頃の超早寝早起きのために、夜のコンサートでは眠くなってしまう。何とかマチネーを探して・・・ 雷が鳴る。遠雷り。今日は酷くなるのだろうか。雨が降ると、涼しくなる。今年は暑くて堪らないような日は少なかった。それでも日中の室温は30度にもなる。寒いくらいの日もあり、灯油ストーブを炊いた。5時半からの朝のウォーキングでは、11~15度くらい、それでも一時間余り歩くと汗をかく。止めたいなあ、と思うことはあっても、歩くと腰の具合も良くなるし、頑張って歩く。相変わらず、ウォーキング仲間の友人と電話で励まし合って、雨の日以外は、毎日歩く。 手を付けることが出来なかった、「みちくさ」も少しずつ机に向かい、書くことが出来るようになってきた。まだまだ中途半端ではあっても、又一歩、小さな一歩が刻まれ、心が少しだけ楽になるようである。あっ、また、雷!まだまだ遠い。今夜は酷くなりませんように・・・ #
by hisako_miura
| 2012-09-05 10:23
| 大学村
日の出が5時前となり、それと同じように、私の朝の散歩も早まる。5時半に家を出、何時ものコース。同じ時間に出ると、お馴染みの黒のラブラドールを連れた女性に会う。しばしおしゃべりをし、ラブちゃんを構う。テレテレと歩いて居たラブちゃんが、私を感じると遠くから、尻尾を大きく振り、駆けてくる。もう年のラブちゃんは、余り速く走らないので、これには飼い主さんがビックリ!ゴールデンラブラドールのクッキーちゃんも同じように、飼い主さんを引きずるように駆けてくる。朝の散歩の楽しみの一つ。
冬から春となると、花々との出会いが楽しみである。碁盤の目の町は、何処を曲がろうと、沢山のコースが出来る。この時期は、あそこの牡丹の花、そして藤の花・・・あっ、あそこのライラックも!ライラックは、他の家では見ることが出来ず、この一軒だけ。でも今年は花つきが余り良くない。今冬の寒さで、元気をなくしたのか・・・それでも、しばらくの間は、朝の楽しみである。 父や母のお医者様の所では、毎年ピンクの牡丹が綺麗に咲く。しかも大株だから、見事!歯医者さんでは、黄色い牡丹がやはり沢山の花を付け楽しませてくれる。それももう終わり、ツツジも先日の雷雨・雹で散りつつある。季節が一気に進んだのか。折角のモッコウバラも雹の被害で、元気がない。 一番の出会いは、カワセミ!でも、ここ二週間ほど出会っていない。チーと鳴いて川面を飛ぶ。朝日に、青緑色の背中が映える。なかなか出会えないカワセミ、だから出会えたときは嬉しさもひとしお。その日は気分良く過ごす。今は子育ての時期、と聞く。野川の土手の穴に巣を作る。今年は何処に作ったのか・・・明日は会えるだろうか・・・ 富士山との出会いも、嬉しいものである。この町は台地となっており、西の台地川からは、富士山が見える。何時ものコースに土手際の崖、そこからの富士山が見事!丹沢の山々の向こうに一際聳え立つ富士の山。富士山に出会えた日も、また良い日。一日元気に過ごす。でも、それは冬の日のこと。春からは霞が掛かり、雲がかかり、雲の向こうの富士の山に手を合わせる。そして、「また来ます!」と帰途につく。 #
by hisako_miura
| 2012-04-30 13:10
昨年は震災のために中止となり、桜は咲いていたのに、寂しい春であった。そして今冬は、寒い日々が3月になっても続く冬。梅の花も一月遅れとなり、心晴れない春の初め。これではずっと遅れるか、と待ちに待った桜、やっと4月1日に開花宣言、一週間経って、満開!やっと心浮き立つ思いに、会えば「咲きましたね~!」
桜祭りと言えば、まだまだ蕾が硬かったり、葉桜になって居たりと、なかなかタイミングが合わない。それでも、お祭りとなればどこからともなく沢山の人が集まり、桜を愛で、ワゴンセールなどに集まる. 今年は、まさにその桜祭りを待っていたかのように桜が咲き誇り、まさに満開!主催者側は、一年空いたから人が集まるか、と心配していたが、いやいや沢山の人が集い、賑やかなこと。綿飴・甘酒・お抹茶のサービスがあり、苗木配布には長蛇の列。 桜を眺めながら、個々のお店を覗き、馴染みのお寿司屋さんの出店に立ち寄り、巻き寿司などを買う。 ワゴンセールは凄い人だかり。余りの人に、覗くことも出来ない。買い物を済ませ、仙川沿いに回る。当方撮影所付近は、川に枝垂れるようにさく桜が見事!夜にはライトアップもされる。 仙川上流には、ワシントンからの里帰り、ポトマック桜がまたまた見事に咲く。ポトマックの桜は、100年のお祝い、日本よりも早くに満開、見事は景色に皆喜ぶ姿が伝えられ、嬉しいこと。祖師谷公園では、ピクニックの輪が方々で広がり、賑やかなこと!橋の上には、沢山のカメラマン達。桜の木の下を駆けずり回る子供達。のどかな風景が広がる。やっと来た春を楽しむ人々・・・平和の象徴のような桜の花、静かな、穏やかな年になるように願う。 #
by hisako_miura
| 2012-04-12 16:48
| つれづれに
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